こんにちは!この記事では、屋根塗装に関する疑問や不安を解消するための情報をお届けします。
屋根塗装は「本当に必要なの?」と思う方も多いかもしれませんが、適切な時期に行うことで、屋根の寿命を延ばし、家全体を守る重要な役割を果たします。具体的なタイミングや相場、塗料の選び方まで、失敗しないためのポイントをわかりやすく解説します。
ぜひ、この記事を参考に、安心して屋根塗装を進めてくださいね!
屋根塗装って必要なの?塗らないとどうなる
屋根塗装は、屋根を雨や紫外線から守る大切な役割を持っています。
塗装が劣化すると、防水性や耐久性が低下し、屋根材自体がダメージを受けやすくなります。その結果、雨漏りや断熱性の低下だけでなく、家全体の寿命を縮めてしまうことも。
定期的な屋根塗装を行うことで、家を長持ちさせ、余計な修理費用を防ぐことができます。だからこそ、屋根塗装は必要なんです!
屋根塗装の役割。色を塗るだけでこんなに違う!
屋根塗装は単なる美観のためだけでなく、住宅の耐久性やエネルギー効率を大きく左右します。
まず、塗装を施すことで屋根材の劣化を防ぎ、雨風や紫外線から守るバリアを形成します。特に雨漏りのリスクを減少させ、屋根の寿命を延ばす効果が期待できます。さらに、色選びも重要です。例えば、白や薄い色の塗装は太陽光の反射率が高く、夏場の室内温度を抑え冷房費を削減します。一方、ダークカラーは断熱効果を高め、寒冷地での暖房効率を上げる効果があります。
このように、色を塗るだけで住宅全体の快適性や省エネ性能に影響を与えるため、屋根塗装は慎重な検討が必要です。と言っても、住んでいる中の人には正直その差は体感出来ません。屋根塗装をするだけでメリットはたくさんなので、色は好みでOKですよ!
屋根塗装が必要な理由。放置すると後悔しちゃうかも
屋根塗装を怠ると、思わぬトラブルが次々と発生します。
まず、塗膜が劣化すると防水機能が低下し雨漏りや湿気の侵入の可能性が跳ねあがります。これら水の影響を受け続けると、家の中身である躯体木部の腐食やカビの発生。最悪の場合、虫が湧いて構造体がなくなる。なんて深刻なダメージになりかねません。また紫外線は屋根材の耐久性を削り亀裂や割れが生じやすくなります。
家は自然に直ることはありません。一度発生した症状は次第に広がり修繕費用が高額になるばかり。。。早めに塗装を行うことで、これらの問題を未然に防ぎ、長期的なメンテナンスコストを抑えることができます。
屋根塗装の最適なタイミングと耐用年数は?
屋根塗装は、一般的には10年ごとに見直しをするのが理想です。
ただし、塗料の種類や気候条件によっては、もう少し早いタイミングが必要な場合もあります。例えば艶がなくなってきた、色あせが目立ってきた、あるいはコケや藻が発生しているのを見かけたら、それが塗り替えのサインです。
また、屋根材自体の劣化が進むと塗装だけでは補えなくなることもあるので早めのメンテナンスが重要です。
前回屋根塗装してから10年くらい経ったけど実際、耐用年数はどれくらい?
屋根塗装の耐用年数は使用する塗料や気候条件、メンテナンスの状況によって異なりますが、一般的には10〜15年が目安とされています。特に、耐久性の高いシリコン塗料やフッ素塗料を使用した場合、15年以上持つこともありますが、周囲の環境によっては劣化が早まることも。
紫外線や降雨が強い地域では、塗膜の剥がれや退色が早まるため、定期的な点検が欠かせません。
もし、前回の塗装から10年が経過しているならそろそろ屋根の状態を確認し、再塗装のタイミングを検討するべきです。早めに対応することで、大規模な修繕が不要になり、長期間にわたって屋根を保護できます。
塗り替え時期のサインとは
屋根塗装の塗り替え時期には、いくつかの明確なサインがあります。
まず、目に見えるサインとして、塗膜の剥がれやひび割れ、色褪せがあります。これらは、塗装が劣化して防水効果が低下していることを示すものです。また、屋根を触った際に手に粉がつく「チョーキング現象」も塗り替えのサインです。さらに、コケや藻が繁殖している場合も、塗装が劣化し、屋根材が湿気を吸収しやすくなっている証拠です。
これらの兆候が見られた場合は、早めの塗り替えを検討し屋根を守るために適切なメンテナンスを行うことが重要。
といっても、無落雪屋根の場合は直接目にすることは難しいかもしれませんね。そういう場合は、日の当たる外壁や外壁材の目地を点検しチョーキングやひび割れがないかを確認!基本的には外壁と屋根は同時にメンテナンスをするので、劣化具合はほぼ同じ。もしくは常に直射日光が当たる分、屋根の方が劣化は進んでいるはずです。
屋根の雪がなかなか落ちなくなった
すごい音を立てて落ちるようになった。。。
なんて状態は、屋根塗装をすると改善するかもしれませんよ!
札幌で屋根塗装するなら相場はいくら?
札幌での屋根塗装の相場は、一般的に30万円から80万円ほどが目安です。
屋根の広さや使用する塗料の種類によって金額が変わるため、安い業者と高い業者の差が生じることもあります。安価な業者では短期間で再度メンテナンスが必要になる場合もあるので、価格だけで判断しないことが重要です。
また、外壁塗装と一緒に施工することで足場代などを節約できるため、トータルコストを抑えることができるのもおすすめです。
屋根塗装の平均的な相場
屋根塗装の費用は屋根の面積や使用する塗料、業者によって異なりますが、一般的な相場は30〜80万円ほどです。
屋根の広さが大きければ費用も高くなり使用する塗料によっても差があります。また、急こう配の屋根であったり複雑な形状をしていると手間代が加算されます。一般的な屋根塗装作業分の単価は下地処理~シリコン塗装仕上げ2回塗りで、2,500円前後。3回塗りにすると、3,500円前後が相場だと思います。
フッ素塗料を使用すると4,000円台に単価が上昇すると思います。
塗装単価も業者によって差がありますが、下処理も大きく違います。手作業のケレン後にブロアでカスを飛ばして終了。高圧洗浄のみ。電動工具でケレンするなど様々です。足場を使うのか使わないのかでも価格は変わるので見積書の確認はしっかりと行いましょう!
同じ屋根塗装でも費用が違う!安い高いの差はどうして起きる?
屋根塗装の費用にはさまざまな要因が影響し、同じ作業でも価格に大きな差が生じることがあります。
まず、使用する塗料の種類が大きな要因です。アクリル塗料は安価だけど劣化が早いという性質があり、シリコン塗料やフッ素塗料は耐久性が高いし費用も上がります。北海道で屋根塗装をするなら最低でもシリコン系塗料を使って施工してもらいましょう!30年程度の築年数が経過しているなら3回塗りで塗膜を厚くし屋根材の保護を検討してください。
見積書を見て担当者に確認すると、工程の手間にも大きく差が出ます。同じ下処理手間代という項目でも、目で見て汚れを落とす程度~電動工具で丁寧に。中身は違います。価格の高い安いに関わらず施工内容をしっかり確認し慎重に判断しましょう。
外壁塗装と一緒に施工するのがおススメ!
屋根塗装を検討する際、外壁塗装と一緒に施工するのがおススメです。
その大きな理由は足場のお金!屋根や外壁の塗装では一般的に足場を設置しますが、別々にするとその分の費用が倍になります。同時施工にすれば、足場代が1回分で済みトータルコストは削減可能です。さらに屋根と外壁の色を合わせることで建物全体の美観も向上します。
また、外壁と屋根はどちらも紫外線や風雨雪によるダメージを受けるため、同じタイミングでメンテナンスすることで住宅全体の耐久性を長期間維持することが可能です。効率的なメンテナンスを行うためにも、両方を同時に施工することを検討してみてください。
失敗しない屋根塗装業者の選び方!
信頼できる屋根塗装業者を選ぶためには、まず業者の実績や口コミをチェックすることが重要です。
特に、施工後の保証がしっかりしているかを確認しましょう。また、複数の業者に見積もりを依頼し比較することも大切です。相見積を取ることで、相場がわかり適正な価格かどうか判断できます。
注意したいのは安すぎる業者です。安価な業者は下地処理を省略することがあり、結果的に塗装が長持ちしない可能性があります。丁寧な作業を重視しましょう。
どうやって判断する?信頼できる業者の見極め方
信頼できる業者を選ぶためには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。
まず、複数の業者から見積もりを取り、その内容を比較することが大切。見積もりに具体的な施工内容や塗料の種類、回数が明記されているか、詳細な説明があるかを確認しましょう。また、業者の過去の実績や口コミ、評判をチェックするのも効果的です。特に、近隣での施工事例があるかどうか、地元での信頼が高いかを確認すると安心です。
さらに、営業の対応も信頼性を判断する材料となります。過度な値引きや、即決を迫るような強引な営業は避けたほうが良いでしょう。
信頼できる業者は、丁寧に質問に答え、施主の要望に耳を傾けたうえで最適な提案をしてくれるはずです。工事後のアフターケアや保証内容についてもしっかり説明があるかどうかも、業者を選ぶ際の重要なポイントです。
複数見積もり(相見積)の重要性
屋根や外壁塗装を依頼する際、複数の業者から見積もりを取る「相見積」は非常に重要です。
まず、相見積を行うことで、価格だけでなく、施工内容や使用する塗料、工事の進行方法に違いがあることが分かります。業者ごとの提案を比較することで、自分に最も適したプランやコストを見極めることができます。さらに、相見積を取ることで、業者が適正な価格を提示しているかどうかも確認できます。あまりに安い見積もりは、施工品質やアフターサービスが不十分である可能性があります。一方で、高すぎる見積もりは不必要な追加費用が含まれていることも。複数の業者と話すことで、相場感をつかみつつ、信頼できる業者を選ぶための判断材料が増えます。
また、相見積を取ること自体が業者へのプレッシャーとなり、より誠実な対応や良質なサービスを引き出す効果も期待できます。納得のいく業者選びのためにも、複数の見積もりは欠かせないステップです。
安い業者は下地処理を手抜きする!丁寧にする業者を選ぼう
屋根や外壁塗装で重要なのが「下地処理」です。これが不十分だと、どれだけ高品質な塗料を使用しても、すぐに剥がれたり劣化が進んでしまいます。
安価な業者は、費用を抑えるためにこの下地処理を省略したり手抜きするケースが多いです。具体的には、高圧洗浄を十分に行わなかったり、ひび割れやサビの修理を怠ることがあり、結果として塗膜がきちんと密着せず、塗装の耐久性が大きく低下します。
信頼できる業者は下地処理に時間と手間をかけ、しっかりと表面を整えるため仕上がりが長持ちし見た目も美しくなります。
塗装工事の見積もりや説明の際には、下地処理の内容が詳細に記載されているかを確認し、業者に質問することも大切です。下地処理をしっかり行う業者を選ぶことで、長期的なメンテナンスコストも抑えられ、結果的に得をするでしょう。
ぶっちゃけ塗料を塗ってしまえば、どの業者でも素人でもパッと見はキレイになってしまうんです!差が出るのは数年後。何を使ったか?ではなく、誰がどのように塗ったのか?が塗装では重要なんです。だから業者はちゃんと選びましょう!!
屋根塗装で使う塗料の種類と適した材料
屋根塗装に使われる塗料には、シリコン塗料、フッ素塗料、ウレタン塗料などがあります。
それぞれ耐久性や価格に違いがあり、一般的にシリコン塗料がコスパに優れ、フッ素塗料は長寿命でおすすめです。
特に北海道のような寒冷地では、耐寒性に優れた塗料を選ぶことが重要です。さらに、屋根の色も断熱性能に影響を与えます。例えば、白や明るい色は太陽光を反射し、夏場の室温を下げる効果があります。色や塗料選びで家の快適さが変わるので慎重に選びましょう。
塗料の種類と特徴。北海道に適した塗料はコレ!
塗料にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴と適した環境があります。
まず、アクリル塗料は安価で施工しやすいですが、耐久性が低いため、数年ごとに塗り替えが必要です。一方、シリコン塗料はコストパフォーマンスが良く、10〜15年ほどの耐久性を持つため、広く使用されています。さらに、フッ素塗料は高価ですが、耐久性が20年近くあり、長期間のメンテナンスが不要です。
北海道の厳しい気候を考慮すると、特に耐久性と断熱性に優れた塗料を選ぶことが重要です。寒冷地では、塗膜が雪や凍結に耐えることが求められるため、耐寒性の高いシリコン塗料やフッ素塗料が適しています。北海道の気候に合わせて塗料を選ぶことで、家の耐久性が向上し、長期的なコスト削減にもつながります。
最近では遮熱塗料という種類のペンキもあります。価格はシリコン系塗料等と比較すると高く設定されており、耐用年数は大差ありません。色々な方に話を聞くと、遮熱効果ありますよ~なんて言ってますが、個人的には一般住宅向けではないのでは?と思っています。
工場とかは屋根材を貼って終わりのパターンが多く効果を見込めますが、一般住宅では、普通屋根材や壁材の下には断熱材入ってますからね。。。
嘘・大袈裟・紛らわしい!これらも注意してください。アヤシイ人ほど、これらを誇張して伝えてきます。
屋根の色で断熱性能や耐用年数は変化する?
屋根の色は、断熱性能や耐用年数に大きく影響します。
特に、色が太陽光の反射や吸収に関わるため、選ぶ色次第で室内の温度やエネルギー効率に違いが出ます。明るい色、特に白や淡いグレーなどは太陽光を反射しやすく、夏場の室温上昇を抑える効果があります。この結果、冷房の使用が減り、エネルギーコストを節約できる点が大きなメリットです。
一方、黒や濃い色は太陽熱を吸収しやすいため、冬場の保温効果が期待できる反面、夏には屋根が高温になりやすいという特徴があります。寒冷地での使用には適しているものの、暑い地域では断熱材と併用しないと室温管理が難しくなることも。
また、耐用年数にも影響があり濃い色は紫外線や熱を吸収しやすいため、塗膜の劣化が早まる可能性があります。対策として耐久性の高い塗料を選ぶことや、適切なメンテナンスを行うことが重要です。色の選択次第で快適性やメンテナンス頻度が変わるため、慎重に選ぶことをお勧めします。
と言っても、目に見えて差があるワケじゃないし、塗り比べが出来るわけでもないのであまり神経質にならず好みで決めて問題ないですよ!
屋根塗装の手順と施工の流れ!もしDIYしたいなら
屋根塗装の基本的な手順は、まず高圧洗浄で屋根をきれいにしその後下地処理を行い、下塗り、中塗り、上塗りと進めます。
通常、天候にもよりますが、全工程で1週間ほどかかります。
無落雪屋根の場合、DIYも検討できますが注意が必要です。塗料の厚塗りは避け均一に塗ることが大切です。ただし、DIYにはデメリットも多く下地処理の不備や塗りムラが原因で、結局プロに頼むことになるケースが多いです。費用は抑えられるものの手間やリスクも考慮しましょう。
屋根塗装の基本的な工程と日数
屋根塗装はしっかりとした手順を踏んで行われることで、耐久性や仕上がりに大きな違いが出ます。基本的な工程は以下の通りです。
足場の設置・・・安全に作業を進めるために足場を組みます。この作業には通常半日~1日かかります。
洗浄・・・屋根に付着した汚れカビ、コケなどを高圧洗浄機で取り除きます。これにより塗料がしっかりと屋根に密着します。洗浄は半日~1日かかります。
下地処理・・・ひび割れやサビがある場合には補修作業が行われます。下地処理をしっかり行うことで塗膜の密着性と耐久性が向上します。下地処理には2〜4日かかります。
下塗り・・・屋根に塗料がしっかりと定着するように下塗りを行います。これが塗装の土台となり1日~2日程度の作業です。
仕上げ・・・本格的な色付けを行う工程です。塗ったあとにはしっかり乾燥させる必要があり2日~3日程度かかります。
足場解体・・・塗装がすべて完了後、仕上がりの確認を行い足場を撤去します。この工程には1日かかります。
天候にも左右されますが屋根塗装工事は7〜10日間が目安です。天候や季節によっては乾燥時間が延びます。最近では自社で足場を組む会社が少なくなっているので、足場の解体まで時間がかかってしまい塗装終了後10日も放置される。。。なんてことも頻繁に起きているようです。騒がず順番を待ちましょう。
無落雪屋根ならDIYもアリ!厚塗りはしないで
無落雪屋根は勾配が少なく雪が滑り落ちない設計のため、DIYでの塗装作業が比較的取り組みやすい屋根形状です。しかし、DIYでも気をつけるべき点がいくつかあります。
特に注意すべきなのが「厚塗り」です。厚く塗ると、塗膜が割れやすくなり逆に劣化を早めてしまうことがあります。適切な薄さで塗り重ねることが、耐久性のある仕上がりを作るコツです。
無落雪屋根は勾配が少ないため、足場の安定がしやすくプロに頼まずに作業を進められる可能性がありますが、塗料の選定や天候の管理など事前準備が重要です。また、高圧洗浄などの下地処理を丁寧に行うことで、塗料がしっかりと定着します。
DIYで塗装を行う際には、時間をかけて少しずつ進めることでプロ並みの仕上がりを目指すことができます。
費用は抑えられるけど実はDIYってデメリットだらけ!
屋根塗装をDIYで行うと、業者に依頼するよりも費用を大幅に抑えることができます。しかしその反面、多くのデメリットが存在することを忘れてはいけません。
まず、専門知識が不足していると塗料選びや施工方法を誤る可能性があり、結果的に仕上がりが不十分になったり耐久性が低下したりします。これにより、短期間で再度塗装が必要になることも少なくありません。
また、DIYでは下地処理が不完全になることが多く、塗料が剥がれやすくなるリスクがあります。特に屋根は高所作業のため、足場の設置や安全対策を怠ると事故のリスクも増大します。さらに、塗装にかかる時間や労力を過小評価しがちで予想以上に時間がかかってしまうことも。
結果的にDIYによる塗装は費用を抑えることができても、施工品質や安全性、時間効率の面で多くのデメリットが発生する可能性があります。長い目で見るとプロに依頼する方が安心で、トータルコストも安く済むことが多いです。
屋根塗装でよくある疑問とクレーム
屋根塗装を依頼したのに「屋根がサビだらけで塗れない」と言われてしまったり、塗装後すぐに剥がれてしまうなど思いがけない出来事に遭遇することがあります。
事前に知っていれば、契約前に確認をしたり施工中に指摘したりなど対策が取れます。リフォームなので全てが完璧に仕上がることは無いと思って下さい。どこかしらで妥協しなきゃいけないところが出てきます。
失敗しない為にはある程度許容する気持ちも大切です。
屋根がサビだらけで塗れないって言われたけどなんで?
屋根がサビだらけになると、塗装をする前に重大な問題が発生していることがあります。サビが広範囲にわたっている場合、塗料がしっかりと屋根に密着せずすぐに剥がれたり、塗装の効果が持続しないことがあるため、塗装をしても効果的でないと判断されることが多いのです。
特にサビは屋根材を侵食し、深刻なダメージを与える可能性があります。サビが進行している部分は強度が低下しており、単に塗装をするだけでは屋根自体の構造的な問題を解決できません。塗装を行う前に、下処理としてサビを除去しますが広範囲であったり深い場合、除去作業中に穴をあけてしまう場合があるため断られる可能性が高くなります。
サビが放置されると雨漏りや腐食が進行し建物全体に影響がでます。部分的なモノであれば修繕をすれば良いですが、塗装屋さんに断られてしまうような状態だった場合、無理せず屋根材を葺き替えてもらった方が将来的なコストは抑えられると思いますよ!
ただし、ノークレームで了解が取れるのであれば、屋根を塗装しますよ!という業者さんもいます。メンテナンスの予算次第ですが交渉の余地はあります。
塗装が剥がれて元の色が見えてる!これって手抜き工事?
屋根や外壁の塗装が早期に剥がれ、元の色が見えてしまう場合、手抜き工事の可能性があります。
主な原因として、塗装前の下地処理が不十分だったり、塗料の塗り方が適切でなかったりすることが挙げられます。特に高圧洗浄で汚れや古い塗料をしっかりと落とさずに塗装すると、塗料が密着せずすぐに剥がれてしまうことがあるからです。
また塗装の回数も重要です。通常、屋根塗装では下塗り、中塗り、上塗りの3層が基本ですが、安価な工事ではこの工程が省かれたり、薄く1回塗りで終わらせることもあります。このような手抜きが行われると塗膜が薄く耐久性に欠け、早期に劣化する原因となります。
※塗膜は化粧と同じで厚くすればひび割れしやすくなります。屋根材の状態に合わせて施工してくれる業者さんを選びましょう
ただし、塗装が剥がれる原因は、施工だけでなく気候や屋根材の状態によることもあります。塗装が剥がれ始めた場合は、業者に点検を依頼し原因を特定することが大切です。信頼できる業者に依頼することで再発防止が期待できます。
雨漏り改善の為に塗装したけど直らなかった。これって補償してくれる?
雨漏りの改善を目的に屋根塗装を行ったものの効果がなかった場合、補償の対象になるかは契約内容や施工の範囲に依存します。塗装工事は主に屋根や外壁の保護や美観を保つことを目的としていますが、塗装だけでは雨漏りの根本的な原因を解消できないことが多いです。
雨漏りの原因が屋根材の破損や下地の劣化である場合、塗装だけでは解決できず別途補修や修理が必要です。
多くの場合、塗装工事における保証は「塗装自体の品質」に関するものであり、雨漏りの修理保証ではありません。工事前に業者から塗装で雨漏りが完全に改善されるという説明があった場合や、契約書に明記されていた場合は、補償の対象になる可能性があります。そうでなければ、補償を求めるのは難しいかもしれません。
このようなトラブルを避けるためには、事前に雨漏りの原因をしっかりと調査してもらい、必要に応じて補修や修理を併せて依頼することが重要です。
まとめ
屋根塗装は見た目の改善だけでなく、家を守るために重要な役割を果たします。
塗装を怠ると劣化が進み修繕費用がかさむリスクが高まります。適切なタイミングでの塗装は、長持ちさせるために不可欠であり、耐用年数や塗り替え時期のサインを見逃さないことが大切です。札幌での屋根塗装相場や信頼できる業者の選び方を知っておくことで、失敗を防ぎコストパフォーマンスの高い施工を受けることが可能です。
屋根塗装の準備を始め、家を守るための一歩を踏み出しましょう!