こんにちは!この記事では、外壁材の選び方について徹底的に解説します。
リフォームを考えている方にとって、外壁材は家の見た目や耐久性に大きな影響を与える重要な要素ですよね。この記事では、窯業系サイディングからタイル、モルタルまで、さまざまな外壁材の特徴を分かりやすく紹介し、それぞれのメリット・デメリットも掘り下げていきます。
さらに、デザインやメンテナンスの観点から、あなたの家にぴったりな外壁材の選び方のポイントもお伝えします。
外壁材の種類と特徴を徹底解説!あなたの家にぴったりなのは?
外壁材を選ぶ際には、耐久性やデザイン性だけでなく、メンテナンスの手間やコストも考慮することが重要です。
たとえば、外壁のメンテナンス頻度が少ない方が良いという方には、長期的にメンテナンスが不要な外壁材が適しています。また、外壁材によっては地域の気候条件に合わせた選び方も大切です。凍害や塩害に強い素材や、断熱性に優れた素材など、住んでいる場所や家の構造に合った最適な外壁材を選ぶことで、安心して長く暮らすことができます。
窯業系サイディング:豊富なデザインと高コスパが魅力
窯業系サイディングは、セメント質と繊維質を主原料とした外壁材で、日本の住宅市場で最も人気のある外装材の一つです。その理由は、豊富なデザインバリエーションと高いコストパフォーマンスにあります。レンガ風、木目調、石積み風など、多様なテクスチャやカラーが揃っているため、家の外観を好みに応じてデザインできます。耐久性も高く、メンテナンスにかかるコストも抑えられるため、多くの住宅で採用されています。
窯業系サイディングのメリット1:デザインの多様性
窯業系サイディングの最大の魅力は、デザインの豊富さです。レンガ調や石調、さらには木材風まで、さまざまな質感や色を再現でき、見た目だけでなく触り心地までリアルに仕上げられます。そのため、新築だけでなく、古い住宅のリフォームにも最適です。また、デザインが多様であるため、モダンな外観からクラシカルな雰囲気まで、どんな建築スタイルにもマッチします。
窯業系サイディングのメリット2:コストパフォーマンスの高さ
外壁リフォームにかかる費用を抑えたい方にとって、窯業系サイディングは理想的な選択肢です。木材やタイルと比べると、施工が比較的容易であるため、工期が短く、その分コストも軽減されます。また、耐久性が高いので、長期的に見てもメンテナンスコストを低く抑えることができます。特に、表面に特殊なコーティングを施すことで、汚れや色あせを防ぐことができ、10年から15年の間に必要なメンテナンスを大幅に減らせることが多いです。
窯業系サイディングのメリット3:耐久性とメンテナンスの簡単さ
窯業系サイディングは耐候性に優れており、紫外線や風雨に対する耐久力が高いです。そのため、雨や風が強い地域でも外壁を長期間美しく保つことができます。さらに、表面のコーティング技術の進化により、最近の窯業系サイディングはより長持ちするようになってきています。基本的には10年ごとに塗装を行えば、新品同様の外観を維持できます。
窯業系サイディングのデメリット
どんなに優れた外壁材でも、デメリットは存在します。窯業系サイディングの場合、他の外壁材と比較して重いという点が挙げられます。そのため、地震などの揺れに対しては、家全体の構造にかかる負荷が増える可能性があります。しかし、最近では軽量化された製品も増えているため、心配は最小限に抑えられるでしょう。
金属サイディング:軽量で耐久性抜群!メンテナンスも楽々
金属サイディングは、軽量かつ高い耐久性を持つ外壁材で、アルミニウムやガルバリウム鋼板などの金属素材を使用しています。軽量であるため、建物への負担が少なく、耐久性にも優れているのが特徴です。さらに、デザインの多様性も高く、モダンなスタイルやクラシカルな雰囲気まで、幅広い選択肢があります。
金属サイディングのメリット1:軽量で建物への負担が少ない
金属サイディングの大きな利点はその軽さです。建物への負担が少ないため、地震などの自然災害時にも有利です。特に既存の建物にリフォームとして取り付ける際には、追加の補強工事が不要なことが多く、施工コストを抑えられるのも魅力です。
金属サイディングのメリット2:耐久性に優れている
金属サイディングは、長期間にわたって使用できる耐久性が最大の特徴の一つです。金属素材であるため、強風や雨、雪などの厳しい気候条件にも強く、変形や劣化が少ないです。特にガルバリウム鋼板は、錆びにくい特性があり、メンテナンスの頻度を大幅に減らすことができます。
金属サイディングのメリット3:メンテナンスの手軽さ
金属サイディングは、塗装などのメンテナンスが少なく済む点でも人気があります。特殊なコーティングを施した製品であれば、色褪せや汚れの付着を防ぐことができ、長期間美しい外観を保つことが可能です。10年から15年に一度の軽い点検や洗浄だけで、特別なメンテナンスが不要な場合が多く、トータルでの維持コストが低く抑えられます。
金属サイディングのデメリット
もちろん、金属サイディングにもいくつかのデメリットがあります。まず、金属特有の性質として、表面が傷つきやすい点が挙げられます。衝撃を受けた場合、凹みやすいため、特に施工時には丁寧な取り扱いが必要です。また、金属特有の熱伝導性により、夏場は外壁が熱くなりやすいことがありますが、断熱材を組み合わせることで対応が可能です。
樹脂サイディング:凍害・塩害に強く30年間メンテナンス不要
樹脂サイディングは、プラスチック素材で作られた外壁材で、耐候性と耐久性に優れた特性を持つ外装材です。特に、凍害や塩害に対して強いため、寒冷地や沿岸部など過酷な環境に最適です。さらに、一般的な外壁材に比べて30年以上メンテナンスが不要とされており、長期的なコスト削減が期待できます。
凍害や塩害に強い理由
樹脂サイディングは、特に寒冷地や海沿いの地域で発生しやすい凍害や塩害に対して優れた耐久性を持っています。これは、樹脂という素材自体が水分を吸収しないため、凍結による膨張や収縮の影響を受けにくいからです。また、金属のように錆びることがなく、塩害にも強いため、沿岸地域でも長く使用できます。このため、札幌や函館などの寒冷地や海岸近くの住宅にも非常に適した外装材です。
メンテナンスが不要な理由
樹脂サイディングの最大の特徴は、長期間にわたってメンテナンスがほとんど不要な点です。一般的な外壁材は、定期的に塗装や防水処理を必要としますが、樹脂サイディングはその必要がほとんどありません。樹脂は色あせに強く、紫外線や雨風にさらされても劣化しにくいため、表面のコーティングが必要ないのです。30年間、ほぼメンテナンスを気にせずに美しい外観を保つことができるため、忙しい方やメンテナンスコストを抑えたい方には最適です。
耐久性と環境適応力
樹脂サイディングは、耐久性に優れた素材として知られており、気候の変動にも強く適応します。寒暖差の激しい地域でも素材が割れることなく、安定したパフォーマンスを提供します。さらに、樹脂サイディングは耐候性が高く、紫外線や酸性雨による影響も受けにくいため、特に過酷な環境下での使用に向いています。長期的な視点で見ると、外壁の耐久性は住宅の価値を保つ上でも非常に重要です。
樹脂サイディングのデメリットは割高
リフォームの為、色々と家を見て回っている方はお気づきだと思いますが、樹脂サイディングって意外と施工されている家が少ないのです。実際、樹脂サイディングを施工できる業者(職人)が少なく、他の外壁材と比べ材料費は大差ないのですが工賃が高い!競合が少なく価格競争があまり起きていない為は、その耐久性やメンテナンス性に加え、デザインの多様性でも注目されています。木目調や石材調など、さまざまな外観デザインが揃っており、住宅の外観にこだわりたい方にも人気があります。また、カラーバリエーションも豊富で、周囲の環境や家のスタイルに合わせた選択が可能です。軽量で取り扱いやすいため、リフォーム時の施工も比較的簡単で、工期も短く抑えられる傾向があります。
ALC(軽量気泡コンクリート):断熱性と防音性に優れた万能選手
ALC(Autoclaved Lightweight Concrete)は、軽量気泡コンクリートの略で、特殊な製造工程によって作られた外壁材です。コンクリートに無数の気泡が含まれており、その軽さと強度、そして断熱性や防音性の高さが大きな特徴です。日本国内では特に防音や断熱性を求める住宅や商業施設で多く採用されています。
ALCは断熱性に優れた外壁材
ALCは多数の気泡が含まれることで断熱性に優れた素材となっています。気泡が熱を遮断する役割を果たすため、外気温の影響を受けにくく、夏は涼しく冬は暖かい環境を作り出します。このため、空調にかかるエネルギー消費も抑えられ、省エネ効果が期待できます。寒冷地や暑い地域でも、年間を通じて快適な室内温度を維持しやすいのが大きな魅力です。さらに、断熱性能が高いため、結露の発生を防ぎ、住宅の耐久性や快適さを向上させます。
他の外壁材には無い防音性の高さ
ALCのもう一つの大きな利点は、優れた防音性です。多孔質の構造により、外部からの騒音を効果的に遮断し、静かな住環境を提供します。特に都市部や交通量の多い場所に住む方にとっては、外部の騒音を大幅に軽減できるため、プライバシー保護にもつながります。また、室内の音も外に漏れにくいため、音楽や映画鑑賞を楽しむ家庭にも適しています。
耐火性が高く火事に強い
ALCは、軽量でありながら強度が高く、地震や火災に対しても優れた耐久性を発揮します。地震の多い日本において、建物全体の負担を軽減しつつ、揺れに耐えることができるのは大きな強みです。また、ALCは耐火性にも優れており、コンクリート自体が燃えにくい素材であるため、火災時の延焼を防ぐことが期待されます。このため、防災対策を重視する方にとっても安心できる外壁材です。
ALCのデメリットは水を吸うこと
ALCは万能な外壁材で、強度も高く火に強いです。ただ、ALCは水を吸ってしまうという特性があります。表面を塗膜で保護しているうちは良いのですが、塗膜が劣化すると表面から水を吸いやすくなります。また、目地部分の防水処理が劣化するとその部分からも水を吸い始めます。比較的メンテナンス間隔が長い外壁材ですが、劣化が始まると外壁から室内に水が入ってくる可能性が高いことがデメリットと言えます。
タイル:高級感と耐久性を兼ね備えた人気の外壁材
タイル外壁は、その美しいデザインと高級感が特徴の外装材で、住宅や商業施設に広く採用されています。タイルは、土や石などの自然素材を高温で焼き固めたもので、耐久性に優れており、見た目の美しさを長期間維持できるため、多くの建物で利用されています。特に、外観に重厚感や高級感を求める方に人気の外壁材です。
圧倒的高級感を演出してくれる
タイル外壁は、他の外壁材にはない独特の高級感を演出します。タイルの質感や色合いは、天然素材ならではの深みがあり、建物に上質な雰囲気を加えます。特に、石材風やレンガ風など、さまざまなデザインが揃っているため、住宅のスタイルに応じた個性的な外観を作り出すことができます。モダンなデザインからクラシカルなデザインまで、幅広いデザインが選べる点もタイルの大きな魅力です。
耐久性と長寿命でメンテ不要
タイルは焼き固められた素材であるため、非常に硬く耐久性に優れています。外壁に使用されることで、風雨や紫外線、さらには酸性雨などの外的要因に対しても非常に強い耐性を持ちます。特に、傷や劣化が少なく、数十年にわたって外観の美しさを保つことができるため、初期投資は高めでも、長期的に見れば非常にコストパフォーマンスの高い外壁材です。タイル自体が変色しにくいため、塗り替えなどの定期的なメンテナンスがほとんど必要ありません。
唯一のデメリットは高額である
タイル外壁の唯一のデメリットとして挙げられるのは、初期コストが比較的高い点です。他の外壁材に比べ、施工費用や材料費が高くなる傾向があります。しかし、メンテナンスの手間や修理費用が少ないことを考慮すれば、長期的な視点で見るとコストパフォーマンスは決して悪くありません。さらに、耐久性が高いため、何十年にもわたって外観を維持できる点も大きなメリットです。
劣化しにくい材質であることは間違いありませんが、万が一、割れたり欠けるなど損傷した場合は修繕費も高額になることが多いことを念頭に入れておきましょう。
モルタル:自由なデザインが可能!職人技が光る伝統の外壁
モルタル外壁はセメントと砂、水を混ぜ合わせた材料を使用して、家の外壁に塗り付けて仕上げる伝統的な外装工法です。日本では長い歴史を持ち、特に職人の技術が求められることで知られています。モルタルの特徴は、その柔軟なデザイン性と耐久性にあり、個性的な外観を追求したい方や、家に独自の雰囲気を持たせたい方に適した選択肢です。
全ては職人さんの腕次第!技が光る外壁
モルタル外壁は、職人の技術がそのまま外観に反映されるため、熟練の職人による丁寧な施工が重要です。高度な技術を持つ職人が手がけることで、仕上がりが美しく、住宅の価値を引き上げることができます。特に、曲線や細かい装飾を施したい場合や、古風なデザインを再現したい場合には、職人の技術が欠かせません。
デザインの自由度
モルタルの最大の魅力は、そのデザインの自由度です。職人が手作業で外壁に塗り込むため、細かい模様やテクスチャを自由に表現することができます。スムーズな仕上げから、粗いテクスチャ、スタッコ調の仕上げまで、バリエーションは無限大です。これにより、個々の住宅のスタイルに合わせた独自のデザインを実現できるのがモルタルの強みです。また、塗装を施すことでカラーバリエーションも豊富に選ぶことができ、時代を超えて人気のある外壁材となっています。
耐久性とメンテナンス
モルタルは、耐久性に優れた外壁材としても知られています。しっかりとした下地があれば、長期間にわたって外観を美しく保つことが可能です。ただし、モルタル外壁は定期的なメンテナンスが必要であり、特にひび割れが発生するリスクがあるため、塗装の再塗り替えや、ひび割れの補修を適切に行う必要があります。適切なメンテナンスを施すことで、耐用年数をさらに延ばし、美しい外観を保ち続けることができます。
モルタル外壁のデメリットはヒビ割れ
モルタル外壁のデメリットとしては、他の外壁材と比べてひび割れが発生しやすいことが挙げられます。これは、温度変化や地震などの外的要因によって起こることが多いですが、定期的なメンテナンスや、施工時に柔軟なシーリング材を使用することで対策が可能です。また、施工に時間がかかるため、初期のコストがやや高くなる点も注意が必要ですが、その分、デザインの自由度や耐久性に優れているため、長期的にはコストパフォーマンスが良いと言えます。
外壁材の選び方のキホン!デザイン・耐久性・コストどれにする?
外壁材を選ぶ際、まず考えるべきは自分の家にどんなイメージを求めるかです。
デザイン重視なら、見た目の美しさを重視した外装材がぴったりですが、見た目だけではなく、メンテナンスの手間も重要です。手間をかけたくない方には、メンテナンスフリーに近い素材が理想的。また、コストを抑えたい方には、低価格ながら耐久性のある外壁材を検討するのが賢明です。さらに、地震や火災に強い素材を選べば、災害対策にもなります。
場所ごとの気候条件も考慮して、最適な外壁材を選びましょう。
なにが何でもオシャレにしたい!デザイン重視の外装材はコレ!
デザイン性を追求するなら、タイルもしくはモルタルです。タイルは、石材風やレンガ調など多彩なデザインが揃っており、高級感のある重厚な外観を演出できます。耐久性にも優れており、色あせしにくいため、長期間にわたって美しい外観を保つことが可能です。また、汚れが付きにくく、メンテナンスの手間が少ないのも魅力です。モダンな住宅やクラシカルなデザインの家にぴったりで、オシャレな外観を求める方に最適な素材です。
モルタルは一昔前まで古臭いイメージでしたが、最近の注文住宅ではよく採用される外壁材です。職人の技術が光る外装材ですがデザインの自由度が非常に高く、さまざまな模様やテクスチャを表現できるため、他とは一味違うオシャレな外観を実現できます。スタッコ調やスムース仕上げなど、多様な仕上げが可能なため個性あふれる外観に仕上げることができます。また、塗装によってカラーバリエーションも豊富に選ぶことができるため、住宅のスタイルに合わせたカスタマイズが可能です。
メンテナンスコストがコワい…とにかく手間がかからない外装材にしたい!
メンテナンスコストを考えるなら、樹脂サイディングか金属サイディングです。
樹脂サイディングは、30年間お手入れ不要の外壁材。塩害や凍害に強く特に、沿岸部や寒冷地での使用に適しています。色あせしにくく、汚れも付きにくいため、洗浄や再塗装の必要がありません。長期間美しい外観を保つことができ、30年以上メンテナンスが不要とされることから、メンテナンスコストを大幅に抑えたい方にぴったりです。
金属サイディングもまた、メンテナンスが少なくて済む外装材の一つです。特にガルバリウム鋼板は、耐久性が高く錆びにくいため、メンテナンスの頻度を減らすことができます。表面には特殊なコーティングが施されており、汚れが付きにくい設計になっています。
外側はあまり気にしない!とりあえず安くコスト重視に
とにかく安価に抑えたいなら、窯業サイディングです。デザインによって大きく単価が変わりますが、低価格帯のサイディングだと1枚あたりの単価が安くおさまります。日本の住宅市場で最もポピュラーな外装材の一つで、建て売りで多く採用されているのはそのためです。ただ、リフォームで窯業サイディングを一度解体して施工する場合には、産業廃棄物処理費がとても高額になります。
天変地異が不安…地震や火事に強い外装材なら
耐震性能や耐火性で選ぶとALC(軽量気泡コンクリート)。耐震性で選ぶと金属サイディングになります。
ALC(軽量気泡コンクリート)は、気泡を含むコンクリートで構成されているため、軽量ながらも高い強度を誇り地震時の揺れにも強いです。また、ALCは耐火性にも優れており、地震だけでなく火事にも強い外装材として注目されています。さらに、ALCは耐久性が高く、長期的に安心して使用できる素材です。耐震性という面で言うと揺れによる建物の損傷を最小限に抑えるため、軽量で柔軟性のあるALCが最適。
金属サイディングは、非常に軽量で建物全体の重さを抑えることができ地震の揺れに耐えやすいからです。また、金属サイディングは伸び縮みできる柔軟性があるため、揺れによるひび割れや損傷のリスクが低いです。
場所から選ぶ外装材。雪が降る札幌・海が近い函館・線路が近い
札幌や函館、線路が近い住宅地など、場所ごとの環境に応じて最適な外装材を選ぶことは、家の長寿命化や快適性を保つために非常に重要です。それぞれの地域に適した外装材を選ぶことで、長期的なメンテナンスコストを抑え安心して暮らせる住まいを実現できます。
雪が降る札幌での外装材選び
札幌のような寒冷地でのおススメは樹脂サイディングもしくはALCです。
樹脂サイディングは、特に札幌のような寒冷地に適しています。この素材は凍害に非常に強く、雪や氷による劣化を抑えることができます。また、表面に水分を吸収しにくいため、凍結・融解の繰り返しで外壁が劣化するリスクを減らします。さらに、メンテナンスフリーに近いので、積雪や寒冷環境下でも長期間にわたって美しさを保てます。
ALCは気泡を含むコンクリートで、断熱性に優れており、寒冷地での使用に適した外装材です。札幌のような寒冷地では、断熱性能が高いことがエネルギーコスト削減にもつながります。また、ALCは凍害にも強く冬季に外壁が割れるリスクを軽減できます。
海が近い函館での外装材選び
函館のように海沿いの地域では、塩害対策として錆びにくい素材や耐久性の高いもの、金属サイディングや窯業サイディングをおススメします。
ガルバリウム鋼板は、塩害に強い外装材として人気があります。海からの塩分を含んだ風にさらされても錆びにくく、長期間メンテナンスが少なくて済む点が魅力です。また、軽量で耐久性も高く、函館のような海沿いの地域での使用に最適です。さらに、デザイン性も高く、モダンな住宅から伝統的な家屋まで幅広く対応できるのもガルバリウム鋼板の利点です。
窯業サイディングも海沿いの地域で適した外装材の一つです。特に塗装を施すことで、塩害への耐性を高めることができるため、コストパフォーマンスを重視したい方に向いています。再塗装を定期的に行えば、塩害による劣化を防ぎ長期間使用することが可能です。
線路が近い地域での外装材選び
線路が近い場所に住む方は、騒音対策や振動対策としてALCやモルタルをおススメします。
ALCは気泡を含む構造によって防音性に優れています。線路の近くに住む場合、外部からの騒音を軽減するため、防音性能が高い外装材は重要です。また、軽量で耐震性も高いため、振動によるダメージも少なく、長期間にわたって安心して使用できます。
モルタルは外部からの騒音を遮断する性能が高く、線路が近い住宅に適しています。セメントベースの素材は重厚感があり、防音性能も高いため、電車の音を軽減することができます。
リフォーム営業マンだからわかる!外壁色選びのコツ
外壁の色選びは、家の印象を大きく左右します。
まずは、近隣の家との調和を考えた色選びが重要です。派手すぎる色を選ぶと、周囲から浮いてしまうことも。色の心理的効果も無視できません。例えば、暖かい色は人を和ませ、冷たい色は落ち着きを与えます。また、ちょっとした配色の工夫で、おしゃれな外観を演出することも可能です。そして、汚れが目立たない色を選ぶことで、長期間美しい外観を保てます。
カタログだけに頼らず、実際に屋外で色を確認するのも忘れずに。
まずは近所の雰囲気と色調を重視!浮かない配色を
外壁の色を選ぶ際、まず考慮すべきは近所の雰囲気と周囲の家の色調です。目立つことを目的に派手な色を選ぶと、近隣との調和を欠き、違和感を与える可能性があります。特に住宅街では、全体的な街並みとの調和を意識し、落ち着いた色味や自然なトーンを選ぶことが重要です。浮かない配色にすることで、地域の一部として家が馴染み、周囲との良好な関係も保ちやすくなります。
外壁の色で付き合いが変わる?!色が与える心理的効果
色には心理的な効果があり、選んだ外壁の色が家の印象やご近所との関係に影響を与えることもあります。例えば、白やベージュなどの明るい色は清潔感や親しみやすさを感じさせる一方、濃いグレーや黒は高級感やモダンな印象を与えます。しかし、濃い色は時に冷たい印象を与えることもあるため、地域や自身の生活スタイルに合わせて適切な色を選ぶことが大切です。
ちょっとしたポイントで際立つおしゃれな配色テクニック
シンプルな色合いを基調にしていても、アクセントカラーを上手に取り入れることで外観の印象を大きく変えることができます。窓枠やドア、軒下など、部分的に異なる色を使用することで、全体のバランスを保ちながらもおしゃれで個性的な外観を演出できます。例えば、白い外壁に対して黒や濃いブルーのアクセントカラーを使用することで、モダンで洗練された雰囲気が生まれます。
10年間の汚れでも見た目が変わらない賢い色選び
外壁は常に雨風や汚れにさらされるため、汚れが目立ちにくい色を選ぶことも重要です。特にグレーやベージュ、薄いブラウンなどの中間色は、多少の汚れが付着しても目立ちにくく、長期間にわたり美しい外観を保つことができます。また、外壁の表面に防汚加工が施されている素材を選ぶことで、メンテナンスの手間を大幅に減らすことが可能です。
見本やカタログ、シュミレーションは危険!最終決定は屋外・実物を自分の目で
カタログやオンラインのシュミレーションツールで見る色は、実際の環境での見え方とは異なる場合があります。特に、日光や周囲の建物の影響で色の見え方が変わることが多いです。そのため、最終的な色選びは、必ず屋外で実物のサンプルを確認することが重要です。サンプルを家の外壁に当ててみて、太陽光や影の下でどう見えるかを確かめ、失敗のない色選びを行いましょう。
外壁材の種類と選び方のまとめ
外壁材の選び方は、デザイン、耐久性、コスト、そして地域の気候や環境に応じた適切な素材選びが大切です。
窯業系サイディングや金属サイディングはデザインやメンテナンス性に優れ、樹脂サイディングやALCは過酷な環境に強い素材です。また、タイルやモルタルは高級感や職人技が光るデザイン性が魅力です。リフォームに失敗しないためには、外壁材の特徴を理解し、自分の家や生活スタイルに合った素材を選ぶことが重要です。
おススメなど色々記載していますが、新築から修繕、リフォームを考えると個人的には北海道の外壁材は、金属サイディング一択です!ぜひ今回のポイントを参考に、最適な外壁材を見つけてください!